NGC社鑑定で、最高鑑定1枚のそのコイン。総鑑定枚数3枚。
メディチ家統治下のトスカーナ大公国を象徴する希少な銀貨
本コインは、メディチ家統治下のトスカーナ大公国の権威を示す重要な貨幣であり、そのデザインには当時の政治的・経済的な背景が反映されています。
トスカーナ大公国は、1569年にフィレンツェ公国から昇格し、正式に成立しました。
この国を統治したのは、フィレンツェ・ルネサンスを牽引した名門メディチ家(House of Medici)です。
本貨幣が発行された1601年の大公はフェルディナンド1世・デ・メディチ(Ferdinando I de’ Medici, 在位1587-1609)であり、彼はトスカーナの政治・経済・宗教の発展に大きく貢献しました。
表面(オブバース)
デザイン:フェルディナンド1世・デ・メディチ(Ferdinando I de’ Medici, 在位1587-1609)
鎧を着た騎士フェルディナンド1世の騎馬姿が描かれており、剣と王笏を持つ姿は権力と軍事的な威厳を示しています。
メディチ家の大公として、トスカーナを統治した人物であり、彼の治世下でフィレンツェの経済と文化がさらに発展しました。
刻印(レジェンド):「FERDINANDVS. MED. MAG. DUX. ETR. III」
訳:「フェルディナンド・メディチ、トスカーナ大公」
裏面(リバース)
デザイン:メディチ家の紋章
盾の中に6つの丸(パッレ, Palle)が配置されており、これはメディチ家の象徴的な紋章です。
メディチ家の財力と影響力の強さを示すデザインで、トスカーナ公国の安定と繁栄を象徴しています。
刻印(レジェンド):「MAIESTATIS AETERNITAS」
訳:「永遠の威厳」
歴史と希少性を兼ね備えたこの銀貨を、あなたのコレクションの一部に加えてみませんか?